「奥多摩へ行く」の巻

キャンプ好きの知人に誘われふらり奥多摩へ。新宿から奥多摩までは片道1時間40分、交通費は1080円。車内の膝の上にノートパソコンを広げて一仕事しているうちに目的地奥多摩までついてしまう。すると都会の喧騒の代名詞とも言える新宿から、澄んだ空気と清流、目に優しい緑広がる別世界が広がっているというわけだ。

早朝の新宿はまさにカオス
奥多摩駅到着
もうそこは別世界。ここもれっきとした東京都ですが
テントを張り前日よりソロキャンプを楽しむ知人

知人と言っても、この顔をみたらピンとくる外食業界の方も多いハズ!?そう、ワイルドな生き方を提唱する勝山さん。なんでも六本木に続き、もつ鍋食べ放題で話題の「博多 華善」浦安店を9/5浦安にオープンするそう。「現場の人間に任すところは任せるのも経営者なんだよ、ノンダくん!」と、余裕の表情でインスタントのミートソースのスパゲティーを朝から豪快に!まさにワイルドな人だ(笑)

正直、アウトドア派ではない私は、どちらかといえば街歩きしながらの飲食店探しが趣味。ということで、奥多摩駅前の小さな飲み屋街を散策。飲み屋街だけに、昼過ぎにやっている店はほとんどなく、昼飯にありついたのは、駅前バス停留所の前にあるお土産やさん兼食堂だ。

  なんとも素朴な雰囲気で平日とあってか観光客はまばらではあるが、みたところ地元で働く方々や、高齢のお客さんで案外と賑わっている。人口が少なくその分、飲食店も少ないため、ある意味ブルーオーシャンなんだろうな、なんて思う。メニューは、いたってシンプルな食堂らしいラインアップ。唯一、地元食材を使ったおすすめメニュー「しめじのから揚げ(550円)」とビールを注文。「しめじを揚げて550円か、ある意味観光地価格だな・・・。」などと、心でつぶやきながら、ビールと共にいただくと塩味が強くて、中々いい感じ。外の暑さにこの塩加減のおかげでビール1本があっという間に空となる。

話を聞けば、先代から店を引継ぎ、早30年以上ご夫婦でこの店を切り盛りしているとのこと。先の事はどうなるかわからない、体が続くまで頑張りますよと、なんとなくゆるい感じは、この土地ならではなんだろうな。つまみだけで、小腹が減ってきたので、こうした食堂での定番、カツ丼を注文。ああ、お新香と味噌汁ついたカツ丼の甘辛い味がなんとも懐かしい感じがして旨い。

食後にテラス?に出て一服。ここも東京都だから、2020年には都条例が施行され、タバコを吸えなくなってしまうのかな?などと、川のせせらぎと野鳥の鳴き声を聞きながら、ひととき仕事を忘れてのんびり心癒されるのでした。

冒頭でも申した通り、新宿からなら2時間とかからないここ奥多摩へ、癒されに行ってみてはいかがでしょう?