番外編「駒八おやじ古希を迎える!」の巻

駒八創業以来40年を超え、本店でいまだ毎日、笑顔で客を迎える駒八おやじは、この夏70歳、いわゆる古希を迎えた。そんな駒八おやじさんとの出会いを振り返る

2018年7月25日。「駒八おやじ」の愛称で親しまれる八百坂社長の誕生日当日、サプライズするには、すでにバレバレのようではあるが、10年程前におやじさんが立ち上げた「駒八塾」の当時の塾生らが中心となり、バースデーイベントが駒八本店で行われた。当時の塾生たちはもちろん、現在おやじさんが会長を務める居酒屋協会の面々をはじめ、飲料、メーカーさんなど、おやじさんを慕う方々で大盛り上がりを見せた。そんな、駒八おやじのバースデーで、ふと蘇るおやじさんとの出会いを振り返ってみた。

駒八おやじさんとの出会いは、2009年飲食店向けフリーマガジン「Smiler(スマイラー)」創刊の頃に遡る。当時、Smilerの発行元であるテンポス情報館の田畑社長に、「飲食店向け雑誌をやるなら、先ずは挨拶した方がいい方がいるので、飲みに行きがてら紹介しよう」と、連れられ紹介してもらったのが、この駒八おやじさん。初対面の時も、もちろんここ、田町の「駒八本店」だった。

 

創刊準備で企画やら広告集めやら、新しい媒体を生む楽しさと、生む苦しさの狭間の中、初対面にも関わらずに開口一番、「よし、頑張って!俺ができることは応援するよ!」と、早速、「ホッピー」の石渡美奈社長に連絡、「Smilerって雑誌ができるから、ミ~ナちゃん協力してあげて!」と、その1本の電話から始まったのが、Smilerの連載「ホッピーミ~ナ居酒屋レポート がんばれ日本のオヤジさん」だった。

この連載は、毎号「空飛ぶ看板娘ホッピーミ~ナ」が、ホッピー酒場を巡り、その店の経営者と対談するという企画。創刊号はもちろん、駒八おやじさん、そこからは、昔懐かしい「笑っていいとも」ではないけれど、どんどん紹介してもらう形となった。お亡くなりになって残念ではありますが、当時のTKSグループの神里会長、世界の山ちゃんの山本社長はじめ、名の知れぬ創刊当時のフリーマガジンの取材を受けていただくなど、あり得ないような方々を紹介してもらった。それもこの駒八おやじさんあってのことで、いまでも感謝は忘れることはできない。

あれからおよそ10年、「お~!タケちゃん(私)いらっしゃ~い!」と、笑顔と握手で変わらずいつも迎えてくれる。当時と今とで、変わったことといえば、おやじさんの歳と、「タケちゃんいらっしゃ~い!店長~!タケちゃんはホッピーはソトだけで、ナカは要らないからね!」ってことくらいかな?あとは、ホッピーに加えて、最近ハイサワーもラインナップされて、おやじさん自らがネーミングしたという「美尻ハイサワー」が飲めることかな?

 

ただこの「美尻ハイサワー」も、ホッピー同様に「店長~!タケちゃんはハイサワーはソトだけで、ナカは要らないからね!」って、なりそうだけどね(苦笑)

取材協力:駒八本店

もちろん本紙連載「駒八おやじのベンチマーク」はこれからも続きます!