Vol011.渋谷「千両」

JR山手線渋谷駅から徒歩2〜3分。昭和風情漂う食堂酒場「千両」さん。学生時代は良くお邪魔した渋谷の街も歳を重ねるごとに足が遠のくばかり。時に昼食や呑みをと考えるも、ほとんど引出しが無い状況なのです。

ある日、会社の呑み仲間から「渋谷の『千両』知ってます? 食べ呑み出来て、良い雰囲気のお店なんですよ!」と、嬉しい情報提供。善は急げと3名でお邪魔と相成りました。

京王井の頭線の渋谷駅から歩けば僅か1分程。呑み屋街の一角に佇むその姿は、まさに昭和の居酒屋然としてとても良い感じです。グリーンのファサードに、赤提灯と縄暖簾。引戸の脇には数鉢の綺麗な花々が。電飾が垂らされているところがまた泣かせます(笑)

早速、カラカラと戸を引いて店内へとお邪魔すれば「いらっしゃいませ~!」と、威勢の良い声でお出迎え。1階は満員ゆえに2階へと案内されました。その2階も見事に9割方は埋まっている状況で、かろうじて最後の1卓に滑り込むことが出来ました。店内の雰囲気も外観に負けず劣らず良い感じです。

飲み物メニューを拝見すれば、うれしいことに「サッポロラガー」を発見です。まずは大瓶をオーダーして乾杯!

旨味たっぷりのカキフライ
ぶり大根はもう涙もの!
ビールからの日本酒です!

アテはお店オススメの季節料理「カキフライ」と「ぶり大根」をオーダー。「カキフライ」は旨味たっぷり、申し分ないおいしさでビールが進みます。たっぷりと添えられた千切りキャベツもありがたい限りです。そして特筆すべきは「ぶり大根」のおいしさ! 芯まで味が沁み渡った大根は、もう涙もの(笑) お店の料理に対する思い入れが感じられる逸品です。こうなると自然と日本酒にチェンジでしょう。日本酒2合を頂いて、チビリチビリとはじめます。

日本酒とコーラで乾杯?
なかなかレアな写真です(笑)

ここで下戸の1名が合流し、コーラと日本酒で乾杯!なんて、酒場でこんな乾杯風景は生まれて初めてです(笑)そして、仕切り直して第2章のはじまりです。

いか刺し
ぶり刺し
ハムカツLove❤️
いろいろ食べすぎてポテサラの味が思い出せません(笑)

「いか刺し」は、ねっとりシコシコで甘みたっぷりのおいしい一品。「ぶり刺し」は厚みたっぷり、適度にのった脂が堪りません。サックサクに揚がった「ハムカツ」は薄切りのハムを揚げた懐かしの一品で、ソースを垂らせば旨味倍増、最高です!

国産鳥鍋はこのボリューム!

鍋は1人前からOKとのことで、最後の〆にと「国産鳥鍋」をオーダー。〆に鍋とは如何なものかと思いましたが、供されたそれを見て、驚き桃の木山椒の木!? これが1人前かというボリューム。もちろん味も申し分ないおいしさで、ここまで来るとお腹は破裂寸前、大満足の「千両」詣でとなりました。早々に、次回は「牡蠣鍋詣」を実行したいと思います。ご馳走さまでした。

今宵のお店

千両

東京都渋谷区道玄坂1-6-6

【ハムカツ図鑑FileNo.11】

渋谷揚げ物の聖地と言われている有名店。カウンターに囲まれた厨房、目の前でお母さんが揚げたそれは、カラッと揚げあがり良く、サクッと旨し!時々無性に食べたくなるハムカツの一つ。ハムカツLove❤️

お店「とりかつチキン」

形状: 正方形1枚を揚げ後に3等分

厚さ(推定): 2.5㎜

衣: 中細

価格: 男飯人気定食650円 (ハム、とり、コロッケの盛合せ)

ハムカツ堂 店主 profile

ハムカツ家の長男ハムカツ太郎。昭和の匂い愛好家であり、BUKATSUDO「みなとみらい昭和文化研究部」部長。2017/5/7「ワケありレッドゾーン」2018/7/17「マツコの知らない世界」に出演。とにかく『ハムカツLove❤️』なオトコでございます!

元祖!ハムカツドウはこちら
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ハムカツ太郎のハムカツドウ