
出張先での仕事が終われば、終電まではフリータイム。出張時は最終便を押さえて、それまでの時間を愉しむのがいつもの私。この日は、前々から恋焦がれていた、新京極通りの昭和大衆食堂「京極スタンド」さんにお邪魔と相成りました



路地裏のような場所にあるのかと思っていたら、外観の写真も撮り難いぐらいに、人通りの多い新京極通り。忽然と現れる「京極スタンド」の創業は昭和2年とのことだ。両側にサンプルケースを構え、観音開きのスイングドアとシンメトリーで安定感ある造り。生成りの生地に濃い茶色で「スタンド」と抜かれた暖簾。そのフォント使いに、良い感じにヤレた木造のドアやサンプルケース。この昭和な外観をアテに2時間は余裕で呑めそうです。


店内の右側には、店の奥まで真っ直ぐに伸びるカウンター席。左手には数人で囲める丸テーブルが4卓と程よい広さ。高い天井には、柔らかい灯りの白熱灯と3枚羽根のクラシックなファンと、これは想像以上に良い雰囲気です。

「おひとり様、カウンターにどうぞ」と案内してくれたカウンター席がこれまた秀逸の一言! ひとつのカウンターを、両側から挟み込むスタイルは新小安の市民酒場「諸星」を思い出します。こちらのカウンターの天板は、これがなんと大理石。足元には足を置くパイプも設置され、創業当時から変わらないとすれば、当時は相当モダンな大衆食堂だったと推測されます。


キリンの瓶ビールをオーダー、やはり昭和の空気感にはラガーの苦味がジャストミート! アテは「煮込みハンバーグ、ハムカツ、シュウマイ」と書いてあった「日替り定食」をお願いしました。「お待たせしました!」と目の前の置かれた定食は、ボリューミー! 昭和な感じの薄いハムカツとシュウマイが2つずつに、スパサラ付きも嬉しい限り。グリーンピースの卵和えの小鉢も添えられて、呑みのアテとしても最高です。

昭和の匂いに包まれながら、薄いハムカツをつまんでラガーをグビグビ。とても幸せな時間を過ごすことが出来ました。「京極スタンド」さん、京都に来た際にはまた立寄りたいと思います。ご馳走さまでした。
【ハムカツ図鑑FileNo.07】

大人の昭和合宿で京極スタンド(^^) オープンと同時にインして中ジョッキで昼から幸せ☺️ ハムカツは縁の赤いチョップドハム!掛かっているソースは京都のツバメソースを使ったオリジナルブレンド。衣を食べるハムカツの代表格❗️ハムカツLove❤️
お店 「京極スタンド」
形状:丸型2枚を揚げ後等分
厚さ(推定): 1.5㎜
衣: 中細
価格: 520円
ハムカツ堂 店主 profile

ハムカツ家の長男ハムカツ太郎。昭和の匂い愛好家であり、BUKATSUDO「みなとみらい昭和文化研究部」部長。2017/5/7「ワケありレッドゾーン」2018/7/17「マツコの知らない世界」に出演。とにかく『ハムカツLove❤️』なオトコでございます!
元祖!ハムカツドウはこちら
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ハムカツ太郎のハムカツドウ