『マコトのコゴト』其の七

東京でのサラリーマン生活を捨てて、放浪人生を歩み始めた。行き着いた先は、瀬戸内海を有する笠岡という小さな田舎町。駅前で店を営む五十路手前の居酒屋オヤジの愚痴や小言を綴ります。

一体お前は誰に給料もらってると思ってるんだ??という、疑問

最近表題のように思うことが、飲食店に限らず多い。

飲食店以外ではガソリンスタンド、コンビニなんかが多いかな?

ダラダラダラダラしやがって、こちらの姿を確認するや…かったるそうにこちらに一瞥をくれてくる。

「いらっしゃいませ」なんて挨拶は聞こえてこない。 何言ってるかどうかわからない。口は動いてるっぽいが、私語の時はあれほどまでにバカみたいにデカい声でくっちゃべっているにも関わらず、接客の時は口をもごもごやっているだけで何を言っているかもわからんねえ。目も合わせてこねえ。やる気あんのか?

見てるとそもそも挨拶そのものが苦手なのかとも思えてくるが、そんなもん苦手とか言ってやりもしないなら給料もらうなや…と言いたいね。時給の分ぐらいは働けや。知らねぇけどよ。

いっとき、「時給1500円にしてよ」 なんつープラカードを掲げてデモをやっている学生とかいたよな。誰が後ろで糸を引いてるのかも知らんけどよ?

どう見ても1500円分の仕事なんか出来そうに見えないのばっかりだったような気がするけどな?(笑)

まぁ、俺らが 学生の時でも時給は気にしたよ。でもな?気にしたのは評価としてであって、時給から手取りを計算しながら働いたり…とかはしてなかったよな。使命感だけよ。 下宿の学生じゃなかったから生活が切羽詰まったりもしてなかったしな。 ある意味良い時代だったのかもしれない。

今の子らは目先のことにしか目が行かないのかな…?色々と余裕がないかもなので仕方のないことかもしれないけどね。

けどな? より多くの給料を手にしたかったら自分が今何をすべきなのか…を考えた方がいいんじゃないのか?よりお客さんに喜んでもらって、より多くのお金を落としてもらえるようになるにはどうしたらいいのか?を考えようや。

ただ、今どき労使の関係もあまりよろしくないみたいだし、きちんと評価してやるオーナーや上司ってのも少なくなったようにも感じるしな…それもしゃーないことなのか?

かつて労使の関係は搾取する側される側っていうような関係だった。言い換えれば労働者は被害者…みたいな考えを持っていたような人が結構多かったような気がする。で、今どきの無為に時給を上げろと叫ぶ「時給1500円にしてよ」みたいな連中は正に、 昔ながらの搾取される側…的な考えに基づいているのかなと感じる。 なんか昔懐かしいの学生運動を思い出すような感じだよね。 そう思えば不幸な人たちにしか見えないんだよな。

時給が上がらないなら仕事も適当でいいだろ…みたいにふてくされて仕事をしてるように見えるやつも結構多いように感じる。

ま、 30年も殆ど日本は成長してないからな…不貞腐れるのもしかたないか。今の子らの親父お袋世代が「就職氷河期」世代だから一定の同情はするけどな。

けどよ?つまんねーまんまでこれからずっと一生いるわけにもいかねえだろう?何か楽しいこと見つけなきゃなんねーんじゃねーのか?「お客さんに喜んでもらってナンボ…みたいな仕事ができるようになりたくないのかな?

俺んとこは自慢じゃねぇけど、皆帰りしなに笑顔になって帰ってくれてるぜ?で、 明日から仕事頑張れる気がするんだってさ。やっててよかったと思うよね。

どうなんだろう?飲食以外の仕事だとあまりお客さんを笑顔にできる機会ってあんまりないのかな?そんなこともないだろ?人の役に立つ喜びってどんな仕事でもあると思うけどね。嫁や子供がいるやつも、喜んでくれるのは給料日だけだろ?心からの笑顔っつーより…カネだろ?(笑) それも今どきは口座振込だから、その笑顔さえ獲得できないかもね。それを考えたらさ… 飲食ってサイコーの仕事だよね。

そう考えたら感謝しなきゃいけない相手って、オーナーよりもお客様なんじゃないのかな?まぁ、手取りなんて頑張った分に比例してついてくるもんだと思うぜ??おぢさんは。

Profile ねぶと屋店主 佐藤マコト

岡山県笠岡市にて魚居酒屋「ねぶと屋」を2010年より運営。2000年代にはテンポスバスターズに在籍しテキトーな営業スタイルで周囲より悪評を買う。広島でチェーン立ち上げに関わったり岡山の魚市場でブローカーみたいなことしたり。色んなとこ覗いて言うことだけはいっちょ前になった居酒屋オヤジ