ヨロ研通信vol.48

埼玉県さいたま市で、日本では普及していないヨーロッパ野菜や珍しい野菜をレストラン向けに栽培している「さいたまヨーロッパ野菜研究会(ヨロ研)」。ちょっと見慣れない野菜と、栽培している若い農家さんたちを紹介します!

今週のお野菜  フリアリエッリ

葉物野菜が豊富に出回る季節、森田さんのフリアリエッリの出荷が始まりました。

フリアリエッリはカブや菜の花の仲間で、イタリアでは葉を炒めて食べます。

一見、なんの変哲もない青菜ですが、日本ではかなりレアな野菜です

森田さんが冬場に栽培しているチーマ・ディ・ラーパとよく似ていますが、チーマ・ディ・ラーパはプーリア州の野菜で、フフリアリエッリはお隣のカンパーニャ州の野菜。

日本でも野沢菜や高菜など、アブラナ科の野菜は地方ごとにいろんなバリエーションがあって、野沢菜漬けを高菜で代用できないように、チーマ・ディ・ラーパとフリアリエッリは別もの、なんだそうです。

畑のようす。葉は丸く、カブに似ています

フリアリエッリを見ると、「日本でも作っているの?」と喜ぶのは大抵ナポリピッツァのお店のかた。森田さんがフリアリエッリを作り始めたのも、ナポリで修業したシェフから「フリアリエッリはないの?」と聞かれ、「それってどんな野菜だろう?」と、イタリアの種を取り寄せたことがきっかけでした。

ナポリの定番中の定番料理に、「サルシッチャ・エ・フリアリエッリ(生ソーセージとフリアリエッリの炒め物)」があります。

フリアリエッリの葉だけをしごいて、たっぷりのオリーブオイル・ニンニク・唐辛子と一緒に炒めます。色が変わってクタクタを越え、「え、これ高菜炒めかな?」と思うぐらいまで炒めます。一緒に焼いたサルシッチャ(生ソーセージ)とからめて食べると、苦みのあるフリアリエッリがサルシッチャの肉汁を吸って、最高の組み合わせになるんです。

日本でも、本格的なナポリピッツァのお店に行くと「サルシッチャとフリアリエッリ」の組み合わせが定番の具になっています。

これぐらいの若い株を使うので、全部食べられます

イタリアでは大きく育ったフリアリエッリを使うので、硬い茎は捨ててしまいます。ヨロ研では、茎も美味しく食べられるように若い葉の状態で収穫します。

ナポリ風にクタクタに炒めるのはもちろんですが、葉がやわらかく新鮮なので、オリーブオイルをまぶしてサラダにしても美味しいですよ。

最後にちょっとだけ宣伝させてください。先週からヨロ研の生産者が、直営のネットショップを始めました。

FENNEL
https://fennel.base.shop
こちらで、森田さんのフリアリエッリも購入出来ます。
ぜひ、お試しを!

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さいたまヨーロッパ野菜研究会 事務局 福田裕子

あちこちで野菜と農業の話をしているので「本当は何者なんですか?」とよく聞かれますが、本業は中小企業診断士です。